ウイルスバスター クラウド「リモートファイルロック」機能についてご案内します。
ウイルスバスター クラウド 月額版には、本ページでご案内しておりますリモートファイルロックの機能はございません。
リモートファイルロック機能の概要
リモートファイルロック保管庫内のファイルへの不特定のアクセスをブロックしたり、コンピュータの紛失または盗難時にリモートファイルロック保管庫をロックすることができます。
リモートファイルロックでは、保管庫内のファイルを開くために、パスワードが必要です。
また、コンピュータの紛失や盗難が報告されていないかどうかをオンラインで定期的に確認します。
重要ファイルを、リモートファイルロック保管庫内に保存しておけば、万が一パソコンが盗難された場合でも、盗難の報告をすれば、リモートファイルロックは保管庫を自動的にロックします。たとえ、盗難されたパソコンで他人が正しいパスワードを使用しても、トレンドマイクロのサーバが「盗難パソコン」と認識するため、リモートファイルロック保管庫をロックし、アクセス不可能な状態に設定されます。
「リモートファイルロック」機能の制限事項
- ファイルをリモートファイルロック保管庫の外にドラッグした場合、そのファイルのコピーはフォルダ内に残ります。
- リモートファイルロック保管庫にショートカットのコピーを置くことはできません。
- リモートファイルロックのアイコンを右クリックすると、お使いのコンピュータのOSが少しの間、反応しなくなることがあります。
- 同じコンピュータに別のユーザ名とパスワードを使用してログインするユーザは、リモートファイルロック保管庫にアクセスすることはできません。アクセスできるのは、ウイルスバスター クラウドをインストールしたユーザーのみです。
- 一部のコンピュータ環境において、リモートファイルロック保管庫のサブフォルダ内のファイルを直接実行しようとすると正常に実行できないことがあります。
- リモートファイルロックは、一部の拡張子のファイルを保存することができません。
- リモートファイルロックは、ドライブの移動には対応しておりません。
- 外付けUSBのアイコンをリモートファイルロックに移すと、USB内のデータは削除されます。
- 「コンピューター」内に表示されるドライブをドラッグ等でリモートファイルロック内に移動した場合は、該当ドライブ内の情報が参照できなくなります。(※)リモートファイルロック保管庫内にデータを移動する場合は、必ず該当のドライブを開いてから移動したいファイルやフォルダを指定して移動してください。
- 4GB以上の容量のファイルを保管庫に移動した場合は、ファイルが正常に開けない可能性がございます。
- Windows 11 環境では、リモートファイルロック内に保存したファイル・フォルダに対して、右クリックメニューが機能しません。※1
- Windows 11 環境では、リモートファイルロック内でコピー、ペースト、新規フォルダの作成ができません。※2
- コピー:
該当ファイルをデスクトップなどにドラッグ&ドロップします。 - 削除:
該当のファイルをクリックし、キーボードの「Delete」キーを押します。 - 名前の変更:
該当のファイルをクリックし、キーボードの「F2」キーを押します。 - 新規フォルダ作成方法:
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[整理] > [レイアウト] > [メニューバー] を順に表示させます。
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[ファイル] > [新規作成] > [フォルダー] を順にクリックします。
-
[整理] > [レイアウト] > [メニューバー] を順に表示させます。
右クリックメニューの代替案として、以下の操作で代用します。
「リモートファイルロック」機能の使用方法
リモートファイルロック機能を初めてご利用になる場合は、初期設定が必要となります。
以下の操作を行い、初期設定を完了してください。
※本機能は、リモートファイルロックを設定したユーザのみ使用可能です。
別アカウントでログインしたユーザは、保管庫にはアクセスできません。
<初期設定方法>
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メイン画面を起動し、[データを守る] → [リモートファイルロック] の順にクリックします。
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メイン画面の起動方法:
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「概要」画面が表示されますので、[OK] をクリックします。
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ウイルスバスターのパスワードが未設定の場合は、「パスワードの設定」が表示されます。必要項目を入力し、[作成] ボタンをクリックします。
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※ここでのパスワードは、オンラインユーザー登録時に設定していただいたパスワードではありません。
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すでにウイルスバスターのパスワードの設定が完了している場合は、パスワード入力画面が表示されます。設定したパスワードを入力し、[OK] をクリックします。
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「保管庫が正常に初期化されました。アクセスするには、デスクトップアイコンをダブルクリックします。」と表示されましたら、[OK] ボタンをクリックして画面を閉じます。
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※保管庫をデスクトップ以外の場所に移動することはできません。
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この時点でデスクトップにリモートファイルロックのアイコンが作成されます。
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リモートファイルロックのメイン画面が表示されます。
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※[有効] のボタンが青色になっています。
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[OK] ボタンをクリックし、画面を閉じてください。
使用方法
リモートファイルロックを使用する際は、以下の手順の操作を行います。
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デスクトップのリモートファイルロック保管庫をダブルクリックするか、右クリックをして表示されたメニュー内の [ロックの解除] を選択します。
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※[開く] を選択しても、同様の動作となります。
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パスワード確認画面が表示されますので、登録したパスワードを入力し、[OK] ボタンをクリックします。
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リモートファイルロックのウインドウが開かれますので、入れておきたいファイル等のデータをドラッグして移動します。
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※デスクトップ上のリモートファイルロックアイコンに、直接ドラッグして移動することも可能です。
※ショートカットは保管庫に移動できません。
※保管庫にはフォルダを新規に作成することは可能ですが、ファイルは新規作成できません。
※ご注意:4GB以上の容量のファイルを保管庫に移動した場合は、ファイルが正常に開けない可能性がございます。
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データの移動が完了したら、デスクトップのリモートファイルロックアイコンを右クリックし、表示されたメニュー内の [ロックの設定] をクリックします。
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以下のような文言が表示されます。ご確認の上、[OK] ボタンをクリックします。
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「ロックの設定」を実施した際に、リモートファイルロックの中にあるデータが開かれている状態の場合、そのファイルはロックされておりませんのでご注意ください。
リモートファイルロックアイコンが再び閉じた状態のアイコンに変わると、ロックがかかった状態となります。
- コンピュータが再起動されると、ロックが解除されていた場合も、保管庫は自動的にロックされ、保護されます。
コンピュータが、パスワードによるロック、スタンバイ、またはスクリーンセーバーモードから復帰した場合も、保管庫はロックされます。 -
設定したパスワードの入力を5回以上間違えた場合、「パスワードの入力回数の上限を超えています 正しくないパスワードが5回続けて入力されました。もう一度入力するにはコンピュータを再起動してください。」のメッセージが表示されます。
ウイルスバスター クラウドのアンインストール時
ウイルスバスター クラウドをアンインストールすると、保管庫にあるファイルはデスクトップ上の「保護されていないファイル」フォルダに移動します。
アンインストールの途中、以下のメッセージが表示されます。
[OK] をクリックすると、「保護されていないファイル」 フォルダに移動されます。
※無料バージョンアップ操作の場合は上記のメッセージが表示されません。機能設定のパスワードが求められ保管庫内のデータは自動で引き継がれます。
※バージョンアップ操作中にトラブルが発生した場合、データが引き継がれない事がありますので、事前に重要なデータを保存してから操作を行うことをお勧めいたします。