概要
この脆弱性を利用することで、攻撃者が既知の検知可能な悪意のある実行ファイルを特定の場所に書き込みを行い、削除および復元する過程で元のフォルダを任意の場所へのマウントポイントに置き換えを行うことで権限昇格を行うことができる可能性があります。
ただし、攻撃を行う前に攻撃者はあらかじめ低レベルの特権を入手していることが必要です。
脆弱性の影響
下記の製品にて影響を受ける可能性があります
ウイルスバスター クラウド (月額版含む)
- バージョン17.7
また CVSS 3.0 によるスコアは次の通りです:
- CVSS(3.0) : 7.2
脆弱性が発生するプラットフォーム
Windows
攻撃を確認しているか
2023年2月8日現在、弊社では本脆弱性を利用した攻撃を確認しておりません。
対応方法・修正の確認方法
この脆弱性に対する修正は自動配信されています。
ウイルスバスター クラウドのバージョン 17.7 をご利用の場合は、次のバージョンになっていれば修正が適用されています。
- 17.7.1476 もしくはそれ以上の値
修正が自動的に配信されていない場合は、手動アップデートを実施してください。
古いバージョンをご利用中のお客さま
最新の脅威へ対応するため、弊社では常に最新バージョンをご利用いただくことを推奨しています。
ウイルスバスター
クラウドの古いバージョンをお使いの場合は、最新バージョンへのバージョンアップをご検討ください。(現在の最新バージョンは17.7)
ウイルスバスター クラウドのバージョン確認方法およびバージョンアップ/アップデートの方法に関しましては、下記リンクをご参照ください。
タイムライン
2023年01月06日 (金) : 本脆弱性の製品Q&Aを公開しました。
2023年02月08日 (水) : 修正の自動配信を行ったため情報を更新しました。
関連情報
CVE番号
本問題に対する CVE 番号は次の通りです。
- CVE-2022-48191