CVE-2025-52521における概要および対処方法について説明します。
この問題に対する修正はすでに配信されております。
概要
該当するウイルスバスター クラウドのバージョンには特権昇格の脆弱性が存在し、ローカルの攻撃者により、TrendMicro のファイルおよびその他のファイルの削除ができる可能性があります。
脆弱性の影響
下記の製品にて影響を受ける可能性があります。
ウイルスバスター クラウド (月額版含む)
- 17.8.1464 より古いバージョン
また CVSS 3.0 によるスコアは次の通りです。
- CVSS(3.0) : 7.8
脆弱性が発生するプラットフォーム
- Windows
攻撃を確認しているか
2025年6月30日現在、弊社では本脆弱性を利用した攻撃は確認しておりません。
対応方法・修正の確認方法
ウイルスバスター クラウドのバージョン 17.8 をご利用の場合は、この脆弱性に対する修正は自動配信されています。
- 修正済みバージョン: 17.8.1464、またはそれ以上のバージョン
古いバージョンをご利用中のお客さま
最新の脅威へ対応するため、弊社では常に最新バージョンをご利用いただくことを推奨しています。
ウイルスバスター クラウドの古いバージョンをお使いの場合は、最新バージョンへのバージョンアップをご検討ください。
ウイルスバスター クラウドのバージョン確認方法およびバージョンアップ/アップデートの方法に関しましては、下記リンクをご参照ください。
参考情報
- CVE-2025-52521/ZDI-CAN-26887
謝辞
お客様の保護にご協力を頂いた以下の方々に深く感謝いたします。
- Simon Zuckerbraun working with Trend Micro Zero Day Initiative