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ウイルスバスター for Mac のスキャンについてご案内します。


パソコンをスキャンする目的

ウイルスバスター for Mac を使用すると、お使いのパソコンがリアルタイムで保護されるため、手動で不正プログラムのスキャンを実行する必要はありません。ただし、パソコンのパフォーマンスが低下するなどして、感染が疑われる場合はいつでもスキャンを実行できます。


スキャンオプション

手動スキャンおよび予約スキャンには3つのスキャンオプションがあります。

スキャンオプション

説明

クイックスキャン

不正プログラムを含んでいる可能性が高いファイルのみがチェックされます。通常、このスキャンはパソコン全体のスキャンよりも早く完了します。

カスタムスキャン

選択した Mac 上の特定のファイルやフォルダの内容がチェックされます。

パソコン全体のスキャン

Mac 上のすべてのファイルについて不正プログラムがチェックされます。


パソコンのスキャン

ウイルスバスター for Mac では、次の主要な3種類のスキャンを使用してユーザを保護します。

スキャンの種類

説明

リアルタイムスキャン

この機能では、Mac でファイルを開いたり、受信、ダウンロード、コピー、修正を行ったりするたびに不正プログラムがチェックされます。この機能は常に有効にする必要があります。

手動スキャン

必要に応じて、Mac 上の一部またはすべてのファイルを手動でスキャンできます。手動スキャンでは、まだ使用していないファイル内に含まれている不正プログラムをスキャンできます。スキャンにかかる時間は、対象となるファイルの数と、お使いの Mac の性能によって異なります。

予約スキャン

予定に従って Mac 上の一部またはすべてのファイルをスキャンできます。手動スキャンと同様に、予約スキャンでは、まだ使用していないファイル内に含まれている不正プログラムをスキャンできます。スキャンにかかる時間は、対象となるファイルの数と、お使いのMacの性能によって異なります。


スキャンを有効にする

ファイルを開くときや、保存およびダウンロードするときに不正プログラムをチェックするには、このチェックボックスをオンにします。[ホーム] ウィンドウの [リアルタイムスキャン] スライダには、このチェックボックスへの変更が反映されます。

予約スキャンを有効にする

このチェックボックスをオンにすると、選択した予約に従って不正プログラムのチェックが実行されます。

スキャン場所

この設定では、3つの選択が可能です。

  1. [推奨ファイル] では、不正プログラムを含んでいる可能性が高いファイルのみがチェックされます。このオプションによって、スキャン時間が短縮され、Mac のパフォーマンスへの影響が低減されます。

  2. [Mac上の全ファイル] では、暗号化されているファイルとパスワードで保護されているファイルを除く、Mac 上のすべてのファイルがチェックされます。

  3. [選択したファイルのみ] では、Mac 上でチェックする特定のファイルまたはフォルダを指定します。

実行周期

この設定では、[毎日][毎週]、または [毎月] を選択できます。[毎週] を選択した場合、曜日を選択するリストが表示されます。[毎月] を選択した場合、1~31の日付を選択するリストが表示されます。

開始時刻

選択した実行周期に関係なく、予約スキャンを開始する時刻を指定する必要があります。Mac を起動している可能性が高い時刻を選択してください。

検出時の処理
ここで選択した項目はすべてのスキャンに適用されます。

  1. [脅威を自動的に阻止] では、最初に、検出された不正プログラムの駆除が試行されます。ファイルを駆除できない場合は、隔離が行われます。セキュリティ上問題のあるファイルが、駆除または隔離できない場合には、最後の手段として削除されます。
  2. [カスタマイズ] では、不正プログラムが検出されたときの処理を選択できます。[駆除] を最初の処理に選択した場合には、駆除で脅威を阻止できない場合のために2次処理を選択できます。
圧縮ファイルのスキャン

スキャンで、隠れた不正プログラムに対応するために圧縮ファイルをチェックするには、このチェックボックスをオンにします。圧縮ファイルをチェックするとスキャン時間が長くなりますが、スキャンでは可能な限りすべてのファイルをチェックするようにしてください。ここで選択した項目はすべてのスキャンに適用されます。

デフォルトに戻す

すべての予約スキャンのオプションを初期設定に戻すにはこのボタンをクリックします。また、[リアルタイムスキャンを有効にする][予約スキャンを有効にする]、および [圧縮ファイルのスキャン] チェックボックスがオンに、[処理][脅威を自動的に阻止] に設定されます。予約スキャンは、毎月15日の午後12時に実行されます。

隔離ファイル

不正プログラムを含んでいる可能性があるためスキャン時に検出されたファイルの一覧を表示するには、このボタンをクリックします。隔離後は、不正プログラムが危害を加えることはありません。

例外設定

不正プログラムについてチェックしないファイルを指定するには、このボタンをクリックします。

スキャン設定へのアクセス

スキャンの設定ウィンドウでは、クイックスキャン、カスタムスキャン、またはパソコン全体のスキャン時にウイルスバスター for Mac で実行する処理を調整できます。スキャンの設定ウィンドウは3種類の方法で開くことができます。

スキャンの設定のウィンドウを開くには

  • デスクトップの右上にあるウイルスバスター for Mac のアイコンをクリックして、[環境設定を開く...] を選択します。開いたウィンドウの上部にある [スキャン] をクリックします。
  • ウイルスバスター for Mac をすでに開いている場合は、デスクトップの左上にある [ウイルスバスター for Mac] をクリックして、[環境設定...] を選択し、[スキャン] を選択します。
  • または、[ウイルスバスター for Mac] ウィンドウの左側にある [スキャン] をクリックして、[設定の変更...] をクリックします。
予約スキャンの設定

ウイルスバスター for Mac では、通常、リアルタイムスキャンによってお使いの Mac 上のファイルに含まれる不正プログラムを検出します。また、予約スキャンで、定期的にパソコン全体のスキャンを行うことで、保護レベルを強化できます。予約スキャンでは、開始時刻をお使いのMacが起動されている時間に設定してください。


ウイルスバスター for Mac の [環境設定] ウィンドウを次のいずれかの方法で開きます。
  1. [ホーム] ウィンドウの左側にある [スキャン] をクリックして、[設定の変更...] をクリックします。
  2. デスクトップの右上にあるウイルスバスター for Macのアイコンをクリックして、[環境設定を開く...] を選択します。
  3. デスクトップの左上にある [ウイルスバスター for Mac] をクリックして、[環境設定...] をクリックします。
開いたウィンドウの上部にある [スキャン] をクリックします。

[予約スキャンを有効にする] および [圧縮ファイルのスキャン] チェックボックスをオンにします。

予約スキャンでチェックする項目を選択します。
オプション 説明

推奨ファイル

不正プログラムが潜んでいる可能性が高いファイルがチェックされ、暗号化されたファイルとパスワードで保護されたファイルがスキャンから除外されます。

Mac 上の全ファイル

Mac 上のすべてのファイルがチェックされます。予約スキャンの場合は、このオプションをおすすめします。

選択したファイルのみ

選択したファイル、フォルダ、またはドライブにのみ不正プログラムのチェックが実行されます。

[実行周期] で毎日、毎週、または毎月のいずれかを、次に日付または曜日を選択します。最後にスキャンを開始する時刻を設定します。

[検出時の処理] で、[脅威を自動的に阻止] を選択します。[カスタマイズ] を選択すると、不正プログラムの検出時の処理を指定できます。

予約スキャンが完了した後に、必ず結果を確認してください。

スキャンの例外設定

スキャンを行わないファイルやファイル形式の設定は、例外設定を使用します。

例外設定にファイルの種類を追加するときは、DOC、MP3、HTML のようにファイル拡張子の文字を入力します。文字の前にピリオドを含めないでください。

このリストに追加されている項目は、ウイルスバスター for Mac のいずれのスキャンでもチェックされません。リストには最大512件のファイルとファイルの種類を登録できます。

ファイルの種類を入力するときに「ワイルドカード」文字 (「.」や「:」) を使用することはできません。

スキャンの例外設定 (ファイル)

このウィンドウの上部にあるチェックボックスをオンにすると、リストに登録されているファイルの不正プログラムは、ウイルスバスター for Mac のいずれのスキャンでもチェックされません。

[スキャンの例外設定 (ファイル)] のリストにファイルを追加するには、+ (プラス記号) ボタンをクリックして、スキャンから除外するファイルを見つけます。

リストにすでに登録されているファイルの名前または場所を編集したり、ファイルを1つ選択して、- (マイナス記号) ボタンをクリックし、削除することができます。

このリストにファイルを追加すると、スキャン速度の向上に役立ちますが、不正プログラムがスキャンを逃れる可能性も増えます。このリストは慎重に使用してください。

例外設定

このウィンドウの上部にあるチェックボックスをオンにすると、リストに登録されているフォルダの不正プログラムは、ウイルスバスター for Mac のいずれのスキャンでもチェックされません。

[フォルダ] のリストにファイルを追加するには、+ (プラス記号) ボタンをクリックして、スキャンから除外するフォルダを見つけます。

リストにすでに登録されているファイルの名前または場所を編集したり、ファイルを1つ選択して、- (マイナス記号) ボタンをクリックし、削除することができます。

このリストにフォルダを追加すると、スキャン速度の向上に役立ちますが、不正プログラムがスキャンを逃れる可能性も増えます。このリストは慎重に使用してください。

スキャンの例外設定 (ファイル形式)

このウィンドウの上部にあるチェックボックスをオンにすると、リストに登録されているファイル形式の不正プログラムは、ウイルスバスター for Macのいずれのスキャンでもチェックされません。

[スキャンの例外設定 (ファイル形式)] のリストにファイルを追加するには、+ (プラス記号) ボタンをクリックして、入力を開始します。例外設定にファイルの種類を追加するときは、DOC、MP3、HTMLのようにファイル拡張子の文字を入力します。文字の前にピリオドを含めないでください。

リストにすでに登録されているファイル形式の名前を編集したり、ファイル形式を1つ選択して、- (マイナス記号) ボタンをクリックし、削除することができます。ファイルの種類を入力するときに「ワイルドカード」文字 (「.」や「:」) を使用することはできません。

このリストにファイル形式を追加すると、スキャン速度の向上に役立ちますが、不正プログラムがスキャンを逃れる可能性も増えます。このリストは慎重に使用してください。


圧縮ファイルのスキャン

パソコン間で送信するファイルを圧縮するとネットワーク接続の負荷が減ります。これにより、容量の大きいファイルを扱う場合に時間を短縮できます。しかし圧縮ファイルの中には不正プログラムが潜んでいることがあるため、ウイルスバスター for Mac では圧縮ファイルの処理に特別な予防措置を行います。

圧縮ファイルを検出したら、まずファイルの解凍と、含まれているファイルのスキャンを試みます。解凍されたファイルの中にさらに圧縮ファイルがある場合は、それらも同様に解凍されます。

リアルタイムスキャンでは、3階層の圧縮までスキャンされます。また、予約スキャンと手動スキャンでは5階層までスキャンされます。圧縮ファイルには危険が潜んでいる可能性が高いため、ウイルスバスター for Mac でスキャンまたは駆除できない圧縮ファイルは隔離または削除する必要があります。


圧縮の階層

圧縮ファイルは1階層のものがほとんどです。圧縮ファイル内に、別の圧縮ファイルを含んでいるものは「多階層」構造になっています。

たとえば、pets.zip という圧縮ファイルに、cats.docdogs.zipbirds.doc、およびfish.doc というファイルがあるとします。このとき、dogs.zip は圧縮ファイルで、さらに beagles.docpoodles.doc を含んでいるとします。

pets.zip ファイル全体で考えると、cats.docdogs.zipbirds.doc、およびfish.doc は、圧縮の「第1階層」に含まれています。beagles.doc およびpoodles.doc は圧縮の「第2階層」に含まれている、つまりdogs.zip 内に隠れています。

ウイルスバスター for Mac では、圧縮ファイルの複数の階層に隠れている不正プログラムを検出できます。


スキャンされる圧縮タイプ

ウイルスバスター for Mac では、次の種類の圧縮ファイルをチェックできます。

ファイルの種類

説明

.ACE

WinAce アーカイバによって生成

.ARJ

ARJ 圧縮アーカイブ

.BIN

MacBinary エンコードファイルまたは CD イメージ

.BZ2

UNIX BZip2圧縮ファイル

.CAB

Microsoft キャビネットファイル

.EML

Microsoft Outlook メールファイル

.GZ または.GZIP

UNIXまたはGNU ZIPアーカイブ

.HQX

Macintosh BinHex エンコードファイル

.LHA

LHarc 圧縮アーカイブ

.MHT

Multipurpose Internet mail HTML ファイル ( Web アーカイブファイル)

.RAR

WinRAR によって生成される圧縮ファイル

.TAR

バックアップテープアーカイブ

.TD0

Teledisk ディスクイメージ

.UU

UU エンコードデータファイル

.Z

UNIX 圧縮アーカイブ

.ZIP

PKzip または7-zip によって生成される圧縮ファイル


不正プログラムへの対応

ウイルスバスター for Mac は、まずスキャン中に検出された不正プログラムの除去 (駆除) を試みます。

不正プログラムを除去できない場合は、ファイルを隔離します。隔離後は、不正プログラムによって危害が加えられることはありませんが、そのファイルを開くことができなくなります。

不正プログラムに対して駆除または隔離のいずれも実行できないことはほとんどありませんが、どちらもできない場合はファイルを削除します。

ウイルスバスター for Mac の不正プログラムに対応する方法は、[スキャン設定] で変更できます。


検出時の処理

ウイルスバスター for Mac は、4種類の方法で不正プログラムに対応します。通常は、次の順序でそれぞれの対応が試行されます。
※検出場所にマウスを重ねることでファイルパスを確認可能です

処理

説明

駆除

多くの場合、コンピュータウイルスなどの不正プログラムを潜伏先のファイルから除去できます。駆除された後は、それらのファイルにセキュリティリスクはないため、自由に開いたり、編集したり、共有したりできます。

セキュリティ上問題のあるファイルに対しては、常に駆除を試行するように設定する必要があります。

隔離

不正プログラムには、ファイル単体で動作するものがあります。これらのファイルは駆除できないため、隔離する必要があります。隔離後は、不正プログラムが危害を加えることはありません。

削除

ほとんどの場合、不正プログラムは正常に駆除または隔離できます。非常に危険性の高い不正プログラムを駆除または隔離できない場合のみ、ファイルの削除を試みます。

無視 (手動処理)

不正プログラムの駆除、隔離、または削除ができない場合は、その脅威をログに記録します。この場合、手動でファイルの削除を試みることができます。


お問い合わせ窓口

本件に関してご不明点などがございましたら、サポート窓口へお問い合わせください。

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