問題の詳細および修正の確認方法については下記内容をご確認ください。
概要
この脆弱性により、攻撃者は特別な細工を施した特定のファイルを用いることで、使用可能なメモリを枯渇させ DoS(denial-of-service) 攻撃、またはシステムの停止を誘発する攻撃が行える可能性があります。
ただし、本脆弱性を悪用するには、攻撃者が対象のパソコンにアクセスし、対象となるシステム上で任意のファイルを作成または保存するための権限が必要となります。
脆弱性の影響
下記の製品にて影響を受ける可能性があります
ウイルスバスター クラウド (月額版含む)
- バージョン17.0
- バージョン16.0
また CVSS 3.0 によるスコアは次の通りです:
- CVSS(3.0) : 3.3
脆弱性が発生するプラットフォーム
Windows
攻撃を確認しているか
2021年03月03日現在、弊社では本脆弱性を利用した攻撃を確認しておりません。
対応方法・修正の確認方法
この脆弱性に対する修正は自動配信されています。
ウイルスバスター クラウドの高度な脅威検索エンジンが、次のバージョンになっていれば修正が適用されています。
- バージョン17
高度な脅威検索エンジン 12.500.1004、またはそれ以上のバージョン - バージョン16
高度な脅威検索エンジン 12.500.1004、またはそれ以上のバージョン
古いバージョンをご利用中のお客さま
最新の脅威へ対応するため、弊社では常に最新バージョンをご利用いただくことを推奨しています。
ウイルスバスター クラウドの古いバージョンをお使いの場合は、最新バージョンへのバージョンアップをご検討ください。
ウイルスバスター クラウドのバージョンの確認方法およびアップデートの方法に関しましては、下記リンクをご参照ください。
関連リンク
タイムライン
2021年3月3日 (水) : 本脆弱性の製品Q&Aを公開しました。
2021年4月14日 (水) : プログラムアップデートによる修正を配信しました。
2021年5月14日 (金) : 本脆弱性の製品Q&Aを修正いたしました。
関連情報
CVE番号
本問題に対する CVE 番号は次の通りです。
- CVE-2021-25252