パスワードマネージャーの各機能の詳細
公開日: 2020年 11月 12日
Q. パスワードマネージャーの各機能について教えてください。
A. パスワードマネージャーの各機能についてご案内します。
はじめに
パスワードマネージャーを使用すると、パスワードとログインIDを簡単に一元管理できます。保存内容は自動で同期されるため、複数のコンピュータや携帯端末でご利用いただけます。
パスワードマネージャーの機能の説明
パスワード、プロフィール、メモ、およびその他のパスワードマネージャーの機能の操作方法を確認してください。
パスワード
■パスワードを保存する
Windows/Mac版でパスワードマネージャーのアイコンがWebブラウザで表示されている場合は、ユーザがWebサイトにログインする際に、「パスワードを保存して、次回からこのWebサイトに自動でログインしますか」とのメッセージが表示されます。
メッセージが表示されたら、[今すぐ保存]をクリックします。これにより、次回Webサイトにログインする際、登録した情報が自動入力されます。
■パスワードを使用する
保存済みのパスワードを開いて [ログイン] (Android/iOS版の場合は、ログインしたいWebサイト名) を選択することでWebサイトにログインできます。
パスワードリストが表示されない場合は、Webブラウザのツールバーにある、パスワードマネージャーのアイコンをクリックして、ログインしてください。
■パスワードを更新する
Windows/MacでWebサイトのIDとパスワードを変更した場合、そのWebサイトにログインする際にパスワードを一度入力頂ければ、自動的にパスワードが更新されます。
※パスワード一覧ページより、手動で更新することもできます。
■2番目のWebサイトアカウントを追加する
同じWebサイトに使用するIDとパスワードが複数ある場合は、次の方法で保存できます。
(1)該当するWebサイトからログアウトし、ログインページに戻ります。
(2)もう一度ログインするかどうか確認するメッセージが表示されたら、現在のアカウントでログインしないよう [キャンセル] を選択します。
(3)別のIDとパスワードを手動で入力します。
(4)パスワードを保存するメッセージが表示されたら、異なる名前を入力して保存します。
(5)次回、Webサイトにログインする際には、リストからIDを選択します。
■アカウントを手動で編集する
より直接的にアカウントを管理する場合は、パスワード一覧より、該当のWebサイトをクリックして、編集することもできます。
プロフィール
プロフィールに情報を入力しておくと、オンラインショッピングを利用したり、サービスにログインする場合に、オンラインフォームに簡単にデータを入力できるようになります。
パスワードと同様に、プロフィールに保存された内容は、暗号化技術で保護されるため、大切な情報を安全に保存できます。
■プロフィールを作成する
Windows/Mac版のメイン画面で [プロフィール] タブを選択し、[プロフィールの作成] をクリックします。次の4つの情報を入力できます。
・基本情報
・電話番号とメールアドレス
・住所
・クレジットカード
テキストボックスに入力した情報は、ボックスの外側をクリックすることでただちに保存されます。
■プロフィールを使用する
フォームへの入力が必要なWebページにアクセスしたら、変更するテキストフィールドをクリックします。
メッセージ [クリックして自動入力]
をクリックすると、使用可能なフィールドにデータが入力されます。
セキュアメモ
セキュアメモに保存されたデータは、パスワードマネージャーに保存されている他のデータと同様に安全に暗号化されます。
・他のソフトウェアのパスワード
・個人識別情報の詳細
・PINまたはセキュリティコードなど
■メモを作成する
・Windows/Mac版:
メイン画面で [セキュアメモ] をクリックし、[+] をクリックします。
タイトルとテキストボックスに入力した内容は、[完了] をクリックすると保存されます。
・Android/iOS版:
セキュアメモのテンプレートについて
■メモを編集する
Windows/Mac版は、メイン画面で [セキュアメモ] を選択し、編集するメモをクリックします。変更内容は、空白の部分をクリックすると保存されます。
Android/iOS版は、画面下の [セキュアメモ] を選択し、編集するメモをタップします。内容を変更後、画面右上の [保存] をタップすると保存されます。
デバイス間の同期
自動同期は、お使いの複数のデバイスでパスワードマネージャーの保存内容を最新の状態に保ちます。
パスワードマネージャーで変更を行うたびに、その変更がパスワードマネージャーをインストールした別のデバイスに自動的に反映されます。
※端末とサーバーの情報同期は約3分ごとに自動的に行います。
セキュアブラウザ
Windows版のセキュアブラウザは、より安全なインターネット接続を行うためのWebブラウザです。
■セキュリティ機能
通常のWebブラウザ同様、セキュアブラウザはHTTPSを使用します。ただしHTTPSはコンピュータとWebサイトの接続を保護するだけなので、セキュアブラウザにはそれを補完するセキュリティ機能が用意されています。
■強化されたシステム
不要なアドオンやプラグインを無効にすることで、情報漏えいの可能性のある経路を遮断します。
■プロセスの検証
不明なプログラムによるWebブラウザへのアクセスや、コンピュータを介して送信されるデータの監視をブロックします。
■警告メッセージ
不明なプロセスまたはDLL (ダイナミックリンクライブラリ)
によるセキュアブラウザへの影響を回避できない場合は、不審なアクティビティの警告が表示されます。この場合は、お使いのセキュリティ対策ソフトでウイルスのスキャンを行ってください。
パスワード生成ツール
パスワード生成ツールではランダムなパスワードを生成できるため、Webサイトごとに一意のパスワードを使用して安全性を確保できます。なお、パスワード生成ツールを使用して強力なパスワードを生成することで、第三者によるパスワードの推測はほぼ不可能になります。
パスワードには次の文字が指定できます。
・パスワードの長さ (8~20文字)
・大文字 (A~Z)
・小文字 (a~z)
・数字 (0~9)
・記号 (!@#$%)
■パスワードを生成する
1.パスワード生成ツールを起動します。
Mac版では、Safariでパスワード生成ツールが使用できかねますので、ChromeまたはFirefoxをご利用ください。
Windows/Mac版は以下の順で操作します。
(1) ブラウザ上のパスワードマネージャーのアイコンをタップし、メニュー下の「パスワード生成」のアイコンをクリックします。
(2) パスワード生成の画面で、「詳細オプションを表示」をクリックします。
Android/iOS版は以下の順で操作します。
(1) パスワードマネージャー画面下の「他の機能」をタップします。
(2)「パスワード生成」をタップします。
3. パスワードの長さおよび文字の種類が表示されます。
※Windows/Mac版は以下のように表示されます。
※Android/iOS版は以下のように表示されます。
(1)パスワードの長さを選びます。
(2)パスワードに含める文字の種類を選択します(2種類以上を使用してください)。
(3)「↺(矢印のアイコン)」
をクリックして、新しいパスワードを生成します。
(4)[パスワードのコピー] または [コピー] を選択し、パスワードをコピーしてから適切な場所に貼り付けます。
パスワードマネージャーの設定
マスターパスワード、保存内容の管理、および例外設定などの設定ができます。
マスターパスワード
■マスターパスワードを変更する
マスターパスワードの変更方法
※Windows/Mac版のマスターパスワード変更画面で、マスターパスワードの入力を求めるタイミング(再入力までの待機時間)を変更できます。
■マスターパスワードの要件
・パスワードは8~20文字で設定してください。
・次の中から少なくとも2種類を組み合わせて使用してください。
-文字 (A~Z、a~z)
-数字 (0~9)
-記号
(!@#$%)
・パスワードマネージャーでは大文字と小文字が区別されます。
・パスワードに次の文字を含めることはできません。
- ウムラウト (Ä、äなど)
やアジア言語の文字 (中国語、韓国語、日本語など)
- Ctrl+CやCtrl+Vなどのショートカットキー
自動ログイン
Windows/Mac版でID、パスワード、WebサイトのURLが保存されているWebサイトを開くと、パスワードマネージャーを使用してログインするかどうかを確認するメッセージが表示されます。
確認メッセージを表示せずに自動でログインするには、設定画面の [その他] - [自動ログイン] のチェックボックスをオンにします。
例外リスト
Windows/Mac版で特定のWebサイトについてパスワードを保存しない、またはセキュアブラウザを使用しないようにするには、例外リストを使用します。
例外リストの確認方法
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